Noh Jesuオフィシャルブログ(ノ・ジェス, 盧在洙)

このブログは、これまでの常識や秩序・幸せ成功の生き方モデルが崩壊した今、〝人間の認識の変化″から全く新しい未来VISIONへの道筋を提案していくブログです。

アルファ碁ゼロの登場から考える、新教育×新経済・Edunomicsのビジョン

アルファ碁ゼロの登場から考える、新教育×新経済・Edunomicsのビジョン

アルファ碁ゼロの登場から考える人間進化の方向性

 

内海
こんにちは。
今日は、囲碁AI(人工知能)のアルファ碁ゼロ(AlphaGo Zero)の話をもとに、Nohさんが提唱するEdunomicsのポイントをうかがってみたいと思います。


Noh
よろしくお願いします。
内海さんはアルファ碁ゼロをテーマに、You Tubeに動画をアップしましたね。

 

内海
はい。メインタイトルは、「“ゼロ”のAI進化と“0=∞=1”の人間進化」という、ちょっと変わったものにしてみました。

 

Noh
おもしろいタイトルですね。AIの進化は、本当にとどまるところを知りません。
その時代に人間は何を開発するべきなのかということは、人間社会のあらゆる領域において、そしてすべての人類にとって、共通のアジェンダになっていくと思います。

人間にしか開発できない教育や、それを土台にした新たな経済とはどうあるべきなのか、これはもう、時代的な最重要課題になっていきますよね。

 

内海
はい。
私は動画の中では主に、AIには到達できない人間独自の感覚領域として、Nohさんが発見された宇宙の根源、0=∞=1の純粋認識の世界を得ることの意味について話しています。

 

Noh
自分と自分の宇宙が完璧にほどけた、「All zero(オールゼロ)化感覚」を得ることの意味ですね。
因果の外、観点の外、5感覚VRメガネの外。絶対尊厳、大自由の心の領域。

認識技術が伝える人間の新しい「心感覚」開発の、一番の基本となるところです。

 

内海
はい。そして同時に、自分の宇宙を再創造し続ける人間の自由意思の根源、“Personal Universe”を獲得することができるための、必須の基準点でもあります。

 

Noh
とても大事なポイントですね。
アルファ碁ゼロの特徴という点で言えば、データではなくルールの重要性についても動画の中で語っていますよね。

 

内海
アルファ碁とアルファ碁ゼロの比較対象というのは、とっても象徴的だし分かりやすいことだと思うんですね。

シンプルに言えばアルファ碁は、人間の過去のデータを基準点にしている。
囲碁のプロ棋士たちの過去の経験をベースとした、ものすごいデータ量のディープラーニングをさせて、人間のプロ棋士をはるかに超越する領域まで進化してしまった。

一方アルファ碁ゼロの方は、その名の通り「データゼロ」です。ビッグデータなんかいらないと。
ただ、囲碁の最も基本となるルールだけ教えて、あとは自己学習、強化学習をさせてみようと。

 

Noh
そうしたら、アルファ碁に対して100戦100勝のパーフェクトゲームが可能なレベルまで、アルファ碁ゼロのインテリジェンスが進化してしまった。
これは本当にすごいことですね。

過去の因果のデータが不要で、「今ここ」から純粋なルールのシミュレーションの蓄積だけでアルファ碁に完全勝利したという点でみると、例えるならアルファ碁が悟ってしまったようなものとも言えるでしょうね。

でも人間は、そんなアルファ碁ゼロでも開発できない世界を認識できるようになる。
内海さんの動画もぜひ見ていただいた上で、せっかくですから、今日はその内容のもう少し先のところの話をしてみましょうか。

 

AI時代に求められる人間性能3.0・集団の進化

 

内海
そうですね。それが良いですね。
私が動画で話している内容は、Nohさんが整理されている今からの時代のフレームワークで言えば、人間性能2.0を得ることの重要性についてです。

0=∞=1という数式に象徴されるメタ認識・メタ観点の世界。
宇宙の根源で、純粋な「ひとつの動き」の永遠不変のルールだけがあるところですね。

 

Noh
そうですね。
ゼロスピードとウルトラスピードが重畳ちょうじょうするところ。

そして、あらゆるイメージの向こう側、イメージの外、境界線の外。「無知の完全性」の境地。
AIには決して到達不可能な、人間の奥深い尊厳、プライドが歓喜する世界です。

 

内海
はい。それで認識技術は、そこが基準点・スタート地点であり、そこから一人ひとりが“Personal Universe”を認識し、創造し、独立した意思決定能力を持って人生を再設計していく生き方を基本にしていますよね。

でもそれはスタート地点であって、目的・目標やゴールではない。人間性能2.0のステージから新たに目指すべき方向性が…。

 

Noh
はい。人間性能3.0ですね。

自分一人の人間完成の領域は人間性能2.0まででいい。
でもそれは実社会への貢献や影響という観点からみたら、それほど意味はありません。
人間は関係性の存在ですから。関係性、チームプレイ能力、組織・集団の進化がどう起こせるのかが大事です。

個の進化ではなく、場(フィールド)の進化が大事です。場の進化が、宇宙の創生と進化の鍵でもありますから。

 

内海
AI時代に人間が開発するべき領域が何なのかということについては、これからもいろんな議論が出てくると思うんですね。
その中で大きなトピックになってくるだろうと思うことの一つが、おっしゃる通りまさしく、「集団をどう進化させることができるのか。」ということだと思います。

 

Noh
そうですね。
人間にしかできないこと、それは本質的な教育の観点では、人間の観点の問題を明確に認識し、その解決策として観点の外を取り入れた0=∞=1の感覚を得ることが基本なのですが、現実的には、集団の意思決定能力の進化がポイントです。

人間は古代から、家族、部族、国家や宗教、あるいはスポーツやビジネスでも、とにかく集団を形成して発展してきています。
動物も群れることで集団は作りますが、人間のように高度な社会性や倫理道徳、法秩序や制度、システムがあるわけではない。

 

内海
動物と人間の本質的な違いの一つですよね。

それで、人間は集団の秩序を維持、発展させるために、言語という道具を発明し、文字を発明し、それによって共通認識、約束体系を作るようになっている。
現実的で身近な集団の仕組みで言えば、資本主義という経済秩序の約束体系や、民主主義という政治秩序の約束体系がある。

 

Noh
そうです。しかしAIは、金融資本主義の中でのマネーゲームの投資・投機の判断や、経営判断、経済政策の意思決定にも関わってくるでしょうし、社会運営の最適化のための行政判断や政策提案にも、ビッグデータディープラーニングが力を発揮する可能性があります。

そうなると、長期的には個人レベルでのAIとの比較だけでなく、人間社会の多様な組織、もっと言えば人類全体という集団組織との比較で、AIとの比較を考える必要性も出てくるでしょう。

 

内海
シンギュラリティ問題というのは、そういう話につながっていくことでもありますよね。
もちろん、集団といっても大小さまざまな規模やケースがありますが、人間ならではの集団の意思決定能力をどう高めていくのか、というテーマは、根底で共通する問題ですね。

 

Edunomicsのマクロ的な意義とは

 

Noh
そうです。個人の意思決定能力の進化があって、集団の意思決定能力の進化がある。

ただ、認識技術のセミナーや研修でお伝えしている通り、人間は5感覚脳に観点が固定された状態を基準点にして交流しても、そもそも全然違う認識スクリーン画面の中にCloseしているわけですから、認識の共通基盤が構築できません。

 

内海
はい。だから観点の1個に固定されることと、不完全な観点の中での「知っている世界」をAll zero感覚化して、宇宙の根源の無の仕組み、そして無から有が生まれる仕組みの共通基盤が不可欠になってくるわけですよね。

そしてNohさんはその純粋認識の世界を、再現性を持って共有・応用可能にするために、絶対世界を基準点にしたイメージ言語という新たな道具も発明されました。
それがあって初めて、集団の意思決定能力の進化、人間性能3.0を創っていくというチャレンジに向かうことができる。

 

Noh
そうです。

本質的な論理で言えば、個人主義・民主主義資本主義、それに自由主義社会主義、この5つの理念・制度の問題や限界を超えて完成させることができる、歴史上にない集団創建にチャレンジする道になっていきますね。

 

内海
それはマクロ的な観点での、Nohさんが提唱するEdunomicsの意義でもありますよね。

 

Noh
そうです。AI時代の新教育があって、それをベースにした新経済の仕組み化を進めること。
そうして、既存の社会秩序、集団組織を底上げして、ソフトランディングで人間社会のパラダイム転換を起こしていく道です。

人間の尊厳の危機を教育の力で大反転させて、逆に尊厳が溢れる美学の文化文明を創建する道でもあります。

 

内海
それが、Nohさんが提唱し続けているJAPAN MISSIONの方向性でもありますね。
AIが進化したりビットコインなどの暗号通貨が広がっていったりしたとしても、経済活動というものが人間集団にとって必要なことである以上は、ニーズの開拓や資本の投資先が必要ですものね。

 

Noh
AI時代の人間のニーズ・レボリューションが必要なんですね。

AIが教育に入ってきても経済に入ってきても開発できない、人間にしかできない深い感覚開発のニーズの開拓。
科学技術ではできない人間の認識空間を開発する認識技術があって、その技術による人間の尊厳性開発のための投資がおこることで、新たな経済モデルが開けていきます。

 

Edunomicsが底上げしていく5つの理念、制度

 

内海
それとつながる話ですが、Edunomicsが先ほどの個人主義・民主主義・資本主義・自由主義社会主義、これら5つの理念・制度をどのように融合して進化させていくのか、最後にそこの要点をうかがいたいと思います。

 

Noh
はい。まず個人主義は、個人という存在の前提がそもそも間違っていますよね。

個人というものは概念に過ぎません。本質的に観ても個人、我というもの、もっと言えば自分と自分の宇宙は実在していないし、現実的に観ても、一人の人間は誕生の前からずっと関係性の中で存在しているのだから、存在ではなく関係性の一部分なのです。

 

内海
だから、個ではなく場が実在であって、Edunomicsの仕組みで言えば、5人で一つの精神細胞のようにシステムとして機能することで、個人主義や利己主義の根本限界を超えていくということに直結するわけですよね。

では民主主義についてはどうですか?

 

Noh
西洋的な民主主義の基本は、個人の意思決定を集団に反映させることですよね。
ですから、個人の意思決定能力が弱かったり質が低かったりすると、当然、集団の質も低下する。

ですから、観点の問題が分かって、宇宙の根源の仕組みが分かって、認識の共通基盤ができた5人組を基本とした活発な交流や議論を当たり前にすることで、民主主義の根幹である意思決定能力の進化につながっていきます。

 

内海
資本主義との繋がりで言えばいかがでしょう?

 

Noh
資本主義は、銀行制度を中心とした借金システムが土台にあります。その上で、資本の投資と回収を反復しながら、マネーと価値の剰余発生をし続ける。
そのベースには、自由競争とクリエイティビティが欠かせませんよね。

それで、本来は人間の創造性やチャレンジマインドの素晴らしさを具現化できるのが資本主義の良い面なのですが、今は逆に、完璧なwin-loseの構造で、お金の奴隷を増やしてしまっている。
マネー自体の投資先を、人間の尊厳性、創造性、創意性、関係性や社会性の進化に直結させる、経済の仕組みを広げていくことが大事だと思います。

ですから軍事経済とか金融経済じゃなくて、教育経済、Edunomicsと言っているんです。

 

内海
資本主義との関係については語りたいことは山ほどあると思いますが、とりあえず今日はそのくらいで。
最後に、自由主義社会主義について、まとめてお願いいたします。

 

Noh
基本理念で言えば、自由と平等ですね。
でもこれは相反する逆の概念です。まず、この矛盾を解決するベースを作らないといけません。

人間性能2.0のメタ認識の世界は、絶対自由と絶対平等が一つになっている世界なんですね。上も下もない、束縛するものもされるものもない、絶対尊厳ひとつの境地ですから。
そこのイメージと感覚の共通基盤があれば、あとは条件状況、ポジションと役割の人間の思いのゲームを楽しむ心の感覚になります。まずそれが基本中の基本です。

 

内海
それで、現実の自由と平等を、どちらも柔軟に自由自在に生かせるようになると。

 

Noh
そうです。
関係性や集団の中で、条件の違いによる「思いのゲーム」と「配役ゲーム」を楽しむ心が大事です。

例えば、今この条件ではこんな風に自由にそれぞれの宇宙138億年の存在の創意性を自由に爆発させて表現しているんだなとか、あるいは今この条件では、人間の観念の上下なんかなくて、完璧にフラットにつながって交流してるんだなとか。

その自由自在の心での出会いと交流が、結果的には個人と集団の創造性や意思決定能力の進化につながる。ひいては社会全体の活力や秩序の進化につながるんです。

 

内海
それぞれの138億年の宇宙を相互作用しながら、自由自在に楽しむゲーム感覚が土台。
確かに、クラウドAIがどんなに進化しても楽しめない集団ゲームの領域ですね。

 

Noh
そう。人間はとにかく、本当に素晴らしい存在なんです。AIと比較にならない。
AI議論の大前提に何よりも絶対に必要なのは、もう、シンプルに言えばとにかくこのことですよ。

 

内海
そうですね。ぜひこれからもそのメッセージを世の中に広げていきましょう。

今日はどうもありがとうございました。




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