Noh Jesu 公式ブログ|

このブログは、nTech(認識技術・観術)創始者 Noh Jesu(ノ・ジェス)公式ブログです。

『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』を通して観る、人類の今までとこれから

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こんにちは! Noh Jesuオフィシャルブログ編集部です。

いよいよ5月1日から新元号「令和」がスタートしましたね!
日本全体が新しい時代の始まりに喜び溢れている雰囲気を感じますね。

さっそくですが、今回はビル・ゲイツ氏やオバマ前大統領、マーク・ザッカーバーグ氏などが絶賛し、世界48カ国ですでに1000万部を突破している書籍『サピエンス全史』と500万部を超えるベストセラーになっている『ホモ・デウス』を題材にして、NohさんにnTechエヌテック(認識技術)で解析して頂きながら、人類の今までの歩みとこれからの未来について考えていきたいと思います。
本を読み終えた方も、途中までの方も、未来のイメージが広がるきっかけになれば嬉しいです!

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編集部
ではNohさん、本日もよろしくお願いします。

 

Noh
よろしくお願いします。

 

『サピエンス全史』『ホモ・デウス』がベストセラーになった理由

 

編集部
『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』は、全4冊とかなり読み応えのあるボリュームでしたが、私にとっては、著者ハラリさんの視点が斬新で、読み進めるごとに固定観念がひっくり返され、とても引き込まれる内容でした!

Nohさんは、なぜこれらの本がここまでの世界的なベストセラーになったと思われますか?

 

Noh
はい、そうですね。
そもそも人間は「人生の過去・現在・未来の全体像を理解したい」というニーズを持っています。
しかし、生きていく中ではエントロピーの法則によって、どんどん狭い観点に固定されてしまうので、理解できない世界、統制できない世界が増えて、全体像を理解することが難しくなってしまうのです。

そんな中で、これらの本は、今までの歴史書のように一つの観点から歴史の一部分を書いたものではなく、ビッグヒストリー(※大きなスケールで)の観点で全体を洞察して書かれています。
そのため、多様な角度から観点固定が揺るがされる「知的ショック」を受けながら歴史全体の流れを整理整頓でき、私たち人間が今どこにいるのか?という現在地を確認することができます。

また、人類がこれからどんな未来、どんな理想を追求しようとするのかを予測することもできるようになっているため、現代人の無意識のニーズにピッタリ合ったのだと思います。

 

編集部
なるほど。人生の全体像、つまり「私たちはどこから来て、どこに向かおうとしているのか?」というのは、昔から人間が追求して来た本質的なテーマでもありますね。

また、現代人は特にAI、ブロックチェーン、事物インターネット(IoT)、生命工学、サイボーグ工学など、過去にはない技術が急速に進化する時代に生きているので、未来が予測できない不安がとても高まっていると感じます。
そんな中で、これらの本は「全体像と人間の現在地」を示して、未来予測ができるようにしてくれたということなんですね!

 

『サピエンス全史』『ホモ・デウス』を整理するための5つのテーマ

 

編集部
では、ここからは内容についてお聞きしていきたいと思いますが、最初にこの本で語られている、人類の過去から未来へのあらすじを簡単に振り返ってみたいと思います。

まず『サピエンス全史』では、ホモ・サピエンスがどうやって地球の覇者になっていったのか?という人類の過去について書かれていました。
火を道具に使い、言語を進化させたことで、集団をまとめるための「虚構」(想像力)が可能になった、と。

その「認知革命」が「農業革命」「科学革命」にまで繋がり、科学技術と人間至上主義の結合によって、それまでずっと人間の源泉的な課題であった「飢餓、疾病、戦争」の3つの問題を克服することができた。

そして『ホモ・デウス』では、人類の未来について書かれていて、今後人類は、生命工学、サイボーグ工学、非有機的生命工学などの発展によって「不老不死、幸福、神性」という、今まで神しか扱えないと思ってきた領域の力の獲得を追求し、結果的に神の領域にまで到達する「ホモ・デウス」となる。ということでした。

 

Noh
はい、そうですね。
これらの本全体を5つのテーマにまとめてみると、次のようになるかと思います。

  1. ホモ・サピエンスは、どのようにして地球を征服する覇者となったのか?
  2. ホモ・サピエンスが地球を征服した後、どのような統合秩序システムをつくり、それを維持したのか?
  3. 地球の覇者であるホモ・サピエンスが、その支配力を喪失していくプロセスとは?
  4. ホモ・サピエンスが支配力を失った後、どんな人類が登場するのか?
  5. 『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』を通して、著者ユヴァル・ハラリ氏が伝えたかったこととは?また、その盲点と補完するポイントとは?
それぞれの内容まで一気にお話したいところですが、各テーマに大事なポイントがありますので、次回以降に順を追って詳しくお伝えするとして、今日はまず概論的な観点でお話していきたいと思います。

 

編集部
はい、お願いします。

 

時代の変化にともなう世界観の変遷、そして人類が直面する2大危機とは

 

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引用:書籍『サピエンス全史』より - ホモ・サピエンスによる世界征服



編集部
では改めて、Nohさんは人類の今までとこれからの流れをどのように観ているのでしょうか?

 

Noh
はい、ここで時代の流れとそれに伴う世界観の変遷を整理してみましょう。

古代・中世の時代には、「神が宇宙と人間を創造した。だから、神の目的に従って生きることが人間の幸せだ」という目的論的な世界観(For)がありました。
当時は、そのようなスピリテュアルな知識だけが、人間の知識を代表していたのです。

そこから「部分と部分の関係構築のしくみ」に対する人間の無知を自覚することによって、科学や数学・物理学が発達していきます。

 

編集部
宗教改革ルネサンスが起こったのは、その時ですよね。

 

Noh
はい、そうですね。
哲学的にはモダニズム近代主義)の時代と呼ばれていますが、モダニズムは、生きる目的・意味・価値を重要視する(「全体論・目的論的な「For」の知識)より、部分と部分の関係・仕組み(「By」の知識 )を重視する時代であり、「人間の理性が納得しないと真理ではない」という主義です。

宇宙が「機械的条件反射の仕組み」で成り立っていることを、人間の理性で理解できたことによって、神・目的意味・本質追求の時代から、力・能力・現実を重要視する人間の理性が主導権を取るようになりました。

 

編集部
そうやって、時代の主体が移行したのですね。

 

Noh
そうです。そしてその後、第一次大戦、第二次大戦という人類史上二度の世界戦争で膨大な犠牲者と直面した人類は、客観的、普遍的、絶対的な唯一の真理を追求しようとするニーズを失い、
科学技術の力・能力・画一性・客観性を追求したモダニズムから離れて、個別的・主観的・相対論的で、多様な意味価値を認めあい、進歩主義を強調するポストモダニズム時代を迎えるようになります。

 

編集部
なるほど。唯一の真理を追求した結果、イデオロギーの戦いが生まれ、あれだけの悲惨な出来事が起こってしまったのであれば、もう普遍的な真理なんて追求しても仕方がない、と思いたくなりますよね…。

 

Noh
そうですよね。だからこそ、それぞれの意味や価値を認め合おうという世界観に移動したわけですね。

ここまでの世界観の変遷をシンプルに表現してみると、古代・中世の時代とモダニズムの時代は、「宇宙1個が鮮明にある」という世界観です。
その後、ポストモダニズム(脱近代主義)が現れると、「客観的に実在する世界はなく、一人ひとりがそれぞれに自分の宇宙を持っている」という世界観になりました。

ですが、どちらにしても「宇宙がある」ということを基本的に認めているんです。

 

編集部
それは、いま現在私たちの常識となっている世界観ですよね。

 

Noh
そうですね。そして、『ホモ・デウス』に描かれている人類の未来というのは、その「宇宙がある」のが大前提の状態で、「機械的条件反射のアルゴリズム(物理的条件反射や化学的条件反射)によって、人間の考え・感情やホルモンまでも支配し、統制できてしまう。
またサイボーグ工学やバイオテクノロジーで肉体機能までもアップグレードさせてしまうから、人間が神の領域に到達する、と。

 

編集部
それが、「ホモ・デウス(神のヒト)」ですよね。
人間の情報がデータ化、アルゴリズム化されて、そのアルゴリズムさえわかれば人間が統制できるようになってしまうとは…、恐ろしいですね。

そうなると、自分とは一体何なのか?「人間のアイデンティティ」がわからなくなってしまいますし、人間自体の意思決定権が失われていくことにもなりそうですが…。

 

Noh
はい、そうなっていきますよね。
例えば、私という人間のアルゴリズムも、車についてのアルゴリズムもすべて分かっているグーグルに、「私はどんな車を買えばいいですか?」と尋ねるようになれば、人間ではなくグーグルの方に意思決定権が移ってしまいます。

その結果、人間の意思決定力はどんどん弱くなっていき、遂にはすべての事物のデータを握っているほんの一握りの人たちが、AIをつくってAIの脳まで統制し、人間も統制する。
そんな強烈な不平等社会になっていく、というわけです。

 

人類の危機に対する突破口はあるのか?


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引用:書籍『ホモ・デウス』より



編集部
今までの人間が生み出した格差とは比較にならないくらいの、圧倒的な不平等社会。
この格差の危機と、人間のアイデンティティや存在意義の危機。
これらをどのように解決することができるのか?

この問いが人類に突きつけられていますね。

 

Noh
そうです。これは今からの時代に、私たち人間が避けては通れない大きな問題だと思いますよ。

 

編集部
ただ、この本では明確な答えや解決策は示されていなくて、最終的には問題提起で終わっていますよね。
著者のハラリさんは、この本を書いた意図として、多くの人にこれらの未来予測と問題提起を踏まえて、ここに描かれた衝撃的なディストピアの未来ではなく、別の未来をつくるための方法や選択肢を考えてほしいと言っています。

 

Noh
はい、そうですね。
まずは、人類の現在地とこれから直面する問題についてしっかりと理解し、考えていくことがとても大切だと思います。
その意味で、これらの本はとても重要な問題提起をしてくれていますよね。

そしてさらにnTechでは、明確にこれらの問題の解決策を示すことができますよ。

次回以降は、先ほどの5つのテーマに沿って書籍の要点を整理しながら、『ホモ・デウス』の世界とnTechの「人間と人間の宇宙は実在しない」という世界がどう繋がっていくのか?
そして、nTechの観点からみた盲点や代案についても詳しくお話ししていきたいと思います。

 

編集部
なるほど、それは楽しみです。
人類にとって、希望の未来が見えてくることを期待しています!

本日はありがとうございました。

 

(編集部:牧野祐子)

 

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